華氏451度 – レイ・ブラッドベリ

ソンクラン休暇を使って、ミャンマーへ行くのに選んだ2冊の1冊が華氏451度。本当はビルマ勤務経験のあるジョージ・オーエルの作品をとも思ったのだが、「1984年」と「動物農場」を読んでしまったので、「1984年」のようなSFを持っていくことにした。調べてみると「ビルマの日々」というジョージ・オーエルの作品があるようなので、そのうち読んでみることにする。

こんな古いジョークはなかったか?女房が電話のおしゃべりに現をぬかしているので、業を煮やした亭主は近くの店へかけこんで、今夜の夕食はどうなるのかと電話で聞いたという。

それでね、夜になるとみんなそこに座って、喋りたい時はしゃべったり、ユリーズをゆらゆらさせたり、喋りたくないときは喋らずに、1時過ごしたの。ただ座ってじっくり考え事をすることもあったそうよ。

しかし、息抜きは必要だ。

私の祖父は、私が子供の頃に亡くなったんだが、彫刻家でね。しかもじつに心やさしい人で、世界に惜しみない愛を注いでいた。街のスラムの掃除を手伝ったりしていたよ。おもちゃを作ってくれたり、あれやこれや、数えきれないくらい、いろいろなことをして明け暮れた人生だった。いつも、手を使って何かしている人だったよ。その祖父が亡くなった時に、ふいに気がついたんだ。僕はおじいちゃんのために泣いているんじゃない、おじいちゃんがしてくれたことのために泣いているんだ、自分の番が来たら、何が?こんなに少しでも楽にできるよ何が提供できるだろうかとね。

自分の番が来たら、何がいえるだろう? こんな日に、この旅を少しでも楽にできるようなことを、なにか提供できるだろうか?

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