認知症の人の心の中はどうなっているのか? – 佐藤眞一

母親が認知症になってはじめて認知症の人がどういう感じなのかを知ることになった。
私はバンコクに拠点を置いているので、昨年末からは3ヶ月に1度東京に戻るようにしている。週に2度は電話をする。

それまでよりも母親と多く時間を持つようになって、寂しさがひとつの原因であったのが分かった。
なるべく寂しくないようにしたいとは思うが、自分の生活もある。一緒に住んでいる父親のこともある。
この先数年でまた別の局面を迎えることになるだろうから、それでも自分の生活も保てるように下準備をしておかねばならない。

アリセプト

フランスでは副作用のわりに効果が高くないとして、2018年8月からこれらの薬が医療保険の対象から外れ、全額自己負担になりました。

記憶障がい

害の時は使わない。痴呆症は差別的用語だ。
ということを一般的に広く共有することで、認知症患者や健常でない人間に対するやさしさが当たり前になるといいのだが、日本の社会にはなかなか難しいように思えてしまう。ベビーカーを電車やバスにのせるのさえ心を痛めなければならないのだろう?

その中には、亡くなるまで認知症の症状がまったく出なかったにもかかわらず、死後に脳を解剖したところ、アルツハイマー病が最も重いレベル(ステージⅥ)に達していたシスターもいました。彼女は修士号を取得していて、障害にわたって教育に携わり、現役を退いてからも知的な活動に勤しんでいました。

その研究では、ユーモアなどの内発的な刺激がない状態で、24歳から43歳までの17人に、1分間の作り笑いをしてもらいました。すると、その前よりも後の方が、ポジティブな感情が高まっていたのです。

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