佐藤可士和の打ち合わせ – 佐藤可士和

KADOKAWA Animation & Design Schoolのグラフィックデザイン基礎コースのカリキュラムと授業に使うスライドづくりを担当することになり、デザインについて改めて考えている。積み上げられたダンボールの中からデザイン関係の本を引っ張り出して読んでみている。

この本は、いつもの古本屋でたまたま見つけたもの。打ち合わせもデザインを進める上で大切な時間で、うなずけるもの、勉強になったものとあった。

その打ち合わせによって、プロジェクトなり、テーマなりが、少しでも前に進む、ということです。

打ち合わせに出るときは、クリエイティブな仕事をするんだ、何かをみんなで一緒に作り上げるんだ、という意識を持って臨む必要があります。

一度打ち合わせをすれば、相手の仕事のレベルはすぐにわかってしまう

確かに。他人のこともそうだが、自身の仕事のレベルが上がっていくと、打ち合わせのレベルも上がっていることを実感する。

「もしかしてこれかもしれない」と思ったことを口にすることによおって、抽象的な意識や概念は具体化していきます。たとえ間違っていたとしても、同じようなことを考え、似たようなことを繰り返すことによって、だんだんと思考の輪郭がはっきりしてくる。

しゃべることは自分のイメージを言語化する訓練になる。

NOと言うなら、どんな立場であれ代案を
打ち合わせの出席者は、善意で行動しなければいけません。

目的のない打ち合わせは、ゴールのないマラソン

「やっぱり真面目な感じがいいよね」とか「もっとラディカルで、エッジが利いたものにしたほうがいいかも」といったような「イメージ」を吐き出していく。これは、アイデアというものではありません。方向だったり、感触だったり、といったイメージなのです。

アイデアという言葉はよく出るが、イメージというのは良い。言語化することで、やっていることが明確になった。

よくあるのが「そんな感じで」「とりあえず、この方向で」といった、わかったようでよくわからない言葉で結論がつくられてしまうことです。
「感じ」や「方向」では、まったく共有がなされていないと思ったほうがいいでしょう。<中略>「感じ」や「方向」で終わらせないためにも、僕が繰り返すのが、「これでいいですか」「これでいいですよね」という言葉です。

「こんな仕事をしてくれ」と、ただ言うのではなく、「世界に出ていくような仕事をしよう」「日本中をびっくりさせよう」といった言葉を使います。

「サムライ」では、仕事のスキルを大きく二つに分けています。<中略>ひとつはクリエイティビティです。とにかく、理屈抜きで人の心を動かす魅力的なデザインができるか。新しいアイデアが考えられるか。ひらめきや感性はあるか。

そしてもうひとつが、ビジネススキルです。クリエイティビティだけでは、仕事はできません。あくまで、ビジネスの現場で仕事をさせてもらっているからです。

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