ヒュウガ・ウイルス―五分後の世界2 – 村上龍

2020年4月 世界はコロナにやられている。カミユのペストがやたらと読まれているよう。ボクもバンコクの書架に1冊置いてあるのだが、まだ読めていなく、アマゾンで取り寄せている所。仕方なくというか、これも読みたかったので、村上龍のヒュウガ・ウイルスを。
全体の構成が歌うクジラと似ているようで、こちらは主人公は女性だが、何人かのグループと一緒に行動する中に主人公がいたり、やたらと強い変わり者と会ったり、物足りなかった。

でも、すべてのことを実現できるわけではありません。一番に大切なことを実現して、他はその後です。

「確かに今は食糧は充分ではない、だがそれは恥ではないから隠す必要はない」

北極でもない限りウイルスはどこにでも忍び込む

というのも南極の空気はとてもきれいだから。細菌やウイルスなどが大気に舞っていないので、風邪をひかないといわれているのです。そのため、南極地域観測隊の隊員たちは、南極に向かう前には病原体を持ち込まないよう、風邪はもちろん、虫歯や水虫まで完治させてから出発するそうです。
というのがネットにあったが、南極のことだろうか。
北極や南極ではウイルスが生きられないのかというとそういうことでもないよう。

まず第一にこいつらは、とコウリーは思った。とにかくよく勉強するのだ、他に語学がうまくなる方法はない、第二に、こいつらはキャサリン・コウリーを必要としているわけではない。

疫学

伝染病の流行動態を研究する医学の一分野。また広く、集団中に頻発する疾病の発生を、生活環境との関係から考察する学問。

こういう集団の中では謝ってもしょうがないのだ。

取り扱われる商品はタイガーバームからプロトニウムまでといわれるが、

元気な人間が元気のない人に元気をあげる、これが東洋の価値観でしょう

パイロット語は英語なんだ、フランス人だって管制塔と話す時は英語なんだぞ。

フォード ブロンコ

それは生物学ではなく心理学だ、と言ったとたん交渉が決裂することをコヤマは分かっている。

われわれはできることを一つ一つやっていくだけだ

脳に疲労が溜まると人間は凶暴になり集中を欠く

「ウイルスにも種類があるのか?」
「ある、こいつはフィロウイルスという種類で、エボラやハンタウイルスの仲間だ、細菌などに比べるとウイルスは美しい形をしている、結晶に近い幾何学的な配列だ、正十二面体球体、円錐形、まわりにトゲを持つのもいるし、コロナのような輪を持つのもいる、細菌に感染するウイルスは後ろ脚で立った昆虫のような形をしている

コロナ

フランス人の金持ちは基本的に合衆国やイギリスをバカにするが、子供達には単に必要だからという理由で必ず英語を学ばせる。

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