Airbnb Story 大胆なアイデアを生み、困難を乗り越え、超人気サービスをつくる方法 – リー・ギャラガー、 関 美和

日本語で書かれた企業理念も魅力的な文章で、物件の写真をプロのカメラマンが撮影することにして爆発的ヒットを生んだというくらいしか知らなかっエアビーアンドビー。
共同創業者3人のうち、2人がデザイナーであるという事実、そして経営の門外漢であったことには勇気を与えられる。

話題づくりのためのシリアルはなかなかやるなと思ったし、

テクノロジーのスタートアップってみんな、それほど独創的でもないひと昔前のアイデアを、ちょっとオシャレでミニマリとっぽいデザインのウェブサイトで飾って、新しいものみたいに紹介してるだけじゃない?

[世界を居場所にする」
それがエアビーアンドビーのミッションで、究極の目標だ。

世界中のどんな問題も創造的なデザインで解決できると教わってきた。どんなものでも、かならずデザインできる。理想の世界をデザインすることだってできる。

できあがったサイトには、大げさな宣伝文句を並べた。(「国際デザイン会議で新しい人脈をつくろう!」)。

そこには、エアマットと枕とおまけの袋が置かれていた。袋の中には地下鉄のパス、サンフランシスコの地図、ホームレスの人たちに渡す小銭が入っていた。

「朝食をチェンジ!「みんなのお皿にホープを!」

みんな写真が下手で、2009年当時はアップロードの仕方がわからない人も多かった。そのために、実際は素敵な部屋でも、写真では暗くて薄汚く見えた。そこで、ホストの部屋にプロの写真家を無料で送り込むことにした。

そこで、誰かを雇う前にコア・バリューをつくることになった。3人は、「オリンピック選手のように必死に努力する」「家族的な精神を築く」「エアビーアンドビーを強く信じる」など、10か条の原則を書き出した

旅行者が一泊100ドルの部屋を予約すると、12パーセントのサービス料がかかるので、エアビーアンドビーは12ドルを上乗せし、旅行者は112ドルを支払う(清掃費などそのほかのすべての費用はホストが持つ)。
エアビーアンドビーはその12ドルを取り、ホストからは100ドルの3パーセントを徴収する(ホストは97ドルを受け取る)。

必ず3クリック以内で予約が完了すること。
チェスキーとゲビアがヒーローとして憧れるスティーブ・ジョブズは、iPodを開発したとき、3クリックで楽曲が手に入るようにデザインさせた。

プロが写真を撮った物件は普通の物件より2倍から3倍の予約が入ることがわかり、2011年の終わりにはプロの写真サービスを月1000件から5000件に増やしたところ、予約数は急上昇した。

エアビーアンドビーをせんでn「あなたの夢を叶える、おとぎばなしの世界のようなエアビーの18のお城」といった具合に。

地元のカフェやバーやジムを鍵の受け渡し場所にするサービスだ。カフェやバーに受け取り用のボックスを設置する。ホストは月に12ドル95セント(と受け渡し時に1ドル95セント)を支払って、RFID内蔵のキーホルダーを受け取る。旅行者はキーカフェアプリをとおしてアクセスコードをもらい、それでボックスを開ける。ホストは鍵の受け渡しが終わったら連絡を受ける。地元のカフェやバーは人の往来が増えるので喜ぶ。

2013年のサラ・レイシーとの対談で、チェスキーは旅行客がホテルを選ぶ理由を3つ挙げている。予約に手間がかからないこと、なにを得られるかがわかっていること、そしてサービスだ。

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