プチ革命 言葉の森を育てよう -ドリアン 助川

図書館を利用。
すごいサービスだよな、と思う。そしてここでも読みたい本が借りられていたりして、本好きはどこにでもいるのだと微笑ましくなる。
バンコクの古本屋では、自分が探していた本があると、これ読んだ人がこのバンコクにいたんだなと、これも嬉しくなる。
もちろんそれほど難しい本でないのだか誰が読んでいたっておかしくはないのだが。

それは、ボクらなりの畑を「意識的に」開拓することです。

ただそのためには、心について洞察を深めていくことがまず必要になります。プチ革命は、あなたの胸の中だけで起きる革命だからです。心と向かい合い、知恵に訴え、静かに平和に行なう個人革命です。

「疑問をあらわす『ば』。『今日プール行くば』。」というように使います。衣服などを切ることを『つける』と言ったり。『もうパジャマつけてるば?』。

イサーンでは疑問に บ่ ぼ

言葉について深く考える初めての経験でした。自分が大阪弁を話していることさえ気づかなかったのが、英語の音読でさえ大阪くさいと笑われましたから。ここで友達をつくるには福井弁を身につけなくてはと、必死で練習するいっぽう、これで純粋のお大阪弁ではなくなるんだなあとも思い、すこし残念でした。言葉が人間関係をつくるということを学んだと思います。大阪弁の『はる』という、ほどよいお敬語がつかえない(通じない)のがもどかしかったのを覚えています。敬語は、上下と同時に親疎も表し、ふつうは敬語をつかうと、よそよそしくなるものですが、『はる』だけは親しみを感じさせる敬語なので、とても好きです。『来た』では失礼、『いらっしゃった』ではよそよそしい、そんなおき『来はった』と言うとしっくりくるのです」

※親疎(しんそ)

ダ・ヴィンチ・コード 中 – ダン・ブラウン

「ちhなみに、薔薇を表す単語は、英語でも、フランス語でも、ドイツ語でも、その他多くの言語でも”rose”だ」
「それに」ラングドンがいい添えた。「”rose”はギリシャ神話の性愛の神エロス(eros)のアナグラムでもある」

「きみたちアメリカ人はお上品ぶりすぎるぞ」ソフィーに向きなおった。「ロバートが口にできずにいるのは、薔薇が女性の性器に似ていて、この崇高なる花を通って全ての人間が生まれてくるという事実だよ。ジョージア・オキーフの絵を見たことがあれば、その意味がよくわかるはずだ。


ジョージア・オキーフ「レッドカンナ」(1919年)

信仰を誇示したがる宗派はいくつかある

もの書きというものは、いちばんまともなやつでさえ変人だ。

「古代における性の観念は現代の考え方と対極をなしていたことを忘れちゃいけない。セックスは新しい生命を創り出しーそれこそ奇跡の最たるものだー奇跡をなしうるのは神だけだった。子宮から命を産み落とすその能力ゆえに、女性は神聖視された。まさに神だ。成功とはふたつに分かれた人間の魂のーすなわち男性と女性のー尊い結合であり、それを通じて男性っは無欠の精神を手に入れ、神との交流を果たすことができる。」

ヘブライ語で神の名を表すYHWHという四文字は、”Jehovah”と綴られることが多いが、本来これは男性を示す”Jah”と、イブのヘブライ以前の呼称”Havah”という二語が結合してできた、両性を備えたことばである。

ダ・ヴィンチ・コード 上 – ダン・ブラウン

イエスやマリアについてを熱心に話す友人と会った後に。

「それで、どんな意味があるのかね」
この質問をされるたび、どう答えたものかと迷う。象徴の意味するところを人に教えるのは、歌を聴いてどう感じるべきかを教えるのと似たようなものだ。人それぞれにに異なる。

「反復ですよ。同じ象徴を重ねるのは、意味を強める最も簡単な方法です。自分の体を用いて、もうひとつ五芒星をつくったんでしょうね」ひとつよりふたつのほうがいい。

「祖父は、薔薇は秘密を意味するといつも言っていたの。内密のん電話をかけていてわたしに邪魔されたくないときは、書斎のドアに薔薇の花を飾ったものよ。わたしんいも同じようにしなさいと勧めた」秘密を守りたいときは、鍵をかけるのではなく、薔薇の花をー秘密の花をードアに飾ろう、と祖父は言っていた。そうすれば、お互いを敬い、信頼し合えるからな。薔薇を飾るのは古代ローマの習慣だよ。

「元来キリスト教はユダヤ教の安息日である土曜日を聖別していたんだが、コンスタンティヌスが、異教徒の尊ぶ太陽の日と一致するように変更したんだよ」にこりと笑う。「いまでは、日曜の朝に礼拝人出かける信者の中に、自分たちが教会へ出向くのは、異教の太陽神を祝福する聖なる曜日ー日曜日(サンデー)ーだからだと知っている人はほとんどいないだろうけどね。

「〜あくまでも人間と見なしていたのんだよ」
「神おn子ではないということ?」
「そうだ。”神の子”というイエスの地位は、ニケーア公会議で正式に提案され、投票で決まったものだ」
「ちょっと待って。投票の結果、イエスが神になったの?
「かなりの接戦だったがね」

「今日の聖書が改竄編集のたまものであることが疑問の余地なく立証されるのだから。」
〜中略〜
「教会がそうした文書の存在を隠したがるのは、古来のキリストの位置づけを心から信じるがゆえだということも忘れちゃいけない。ヴァチカンはきわめて敬虔な人たちの集まりで、それらの文章は捏造された証拠に過ぎないと誰もが信じきってるんだよ」

ホセ・ムヒカ 日本人に伝えたい本当のメッセージ

私が思う「貧しい人」とは、限りない良くを持ち、いくらあっても満足しない人のことだ。でも私は少しのモノで満足して生きている。

モノを買うとき、人はカネで買っているように思うだろう。でも違うんだ。そのカネを稼ぐためには働いた、人生という時間で買っているんだよ。

生きるということは、周囲との摩擦を生むということであり、摩擦がないのは墓場にいる人(死者)だけです。避けられぬ摩擦をどう解決するかが重要なのです。

格差という不平等が、これほどまでに蔓延してしまった21世紀。自らの利益やカネのことばかり考えているエスタブリッシュメント(既得権益層)の政治家たち。

清貧

人が生きていくうえで、大事なこと。それはどんな女に出会ったか、どんな友に出会ったか、どんな仲間とメシを食ってきたか。これが一番です。

トイレに入ったら、便器のふたが勝手に開いたり閉じたりするんだから。あんなことのために知恵を絞るなんて、まさに資本主義の競争マニアの仕業だね。

藤原和博の必ず食える1%の人になる方法

ちょっと前からこの感じの表紙本がやたらに増えたよな。
たくさん欲しい情報があるわけではないが、数時間あると読めて、ここのところこの後の進む道を考えていて、それが概ね決まってきて、自信も湧いてきたので、次のステップへ踏み出そう、きっとやれるという気持ちを強めることになったのは確か。この本に書いてある4種では、この方向が自分の進みたいところだろうというのは簡単に見つかって、というか決まっていたのだから、勉強を続けて自分の自由な人生をつくること。