デッサンの練習やデザインに関しての考察のため、観察の練習というタイトルに惹かれて買ったのだが、中身は昔あった「VOW」という街のおかしなものを投稿型で紹介していくというような雑誌に近い、写真とコメントというスタイルであまり心に残るものではなかった。
つまり、店員が発した「いらっしゃいませ」という言葉は、私(客)が「すいません」と声を掛ける前に、同僚に客が来ているということを知らせる合図だったのだ。
きめ細かいサービスといえばそうなのかも知れないが、客が店員に声をかければすむだけの話だし、それくらいの簡単な話が気軽にやれるくらいの関係の方がやりやすいだろうと思う。
内容を見ると「みんな見ていますよ/飼い主さん/犬のフンはちゃんと/持ち帰ってくださいね」と書かれており、犬の散歩をしている飼い主に向けたメッセージであることが分かる。
デザイナーの高橋ヨシキ氏が、このステッカーに対し「見てんじゃねーよ!」と一蹴。ジョージ・オーウェルの1984の世界がこれ。