ピンポン 1〜5 – 松本大洋
マンガ家再入門(4) – 中川いさみ
正欲 – 朝井 リョウ
やさしい手を、もってる – 紡木たく
マンガ家再入門(2)- 中川いさみ
人間の性はなぜ奇妙に進化したのか – ジャレド ダイアモンド
マンガ家再入門(1)- 中川いさみ
「もう傷つきたくない」あなたが執着を手放して「幸せ」になる本 – 根本 裕幸
スクラップ・アンド・ビルド – 羽田 圭介
健斗は自分の今までの祖父への接し方が、相手の意志を無視した自己中心的な振る舞いに思えてくるのだった。家に生活費を入れないかわりに家庭内や親戚間で孝行係たるポジションを獲得し、さらには弱者へ手をさしのべrてやっている満足に甘んずるばかりで、当の弱者の声など全然聞いていなかった。
女性ホルモンが多いのか、嫉妬深く卑屈だった。
不必要な薬を投与しまくる病院に入院ないし通院させるのが最も現実的に思えたが、
さらに、「使わない機能は衰える」の逆をいくため最近己に課している一日最低三度の射精にとりくんだ。射精の能力は射精でもって鍛える。
セックスに必要な身体はセックスでつくる。
先方は、こちらからの電話に対してするメールで返答する余裕がありながら、電話をかけてはこなかった。接客の仕事であるからして、メールを返せる状況とは休憩中か仕事終わりのはずだ。そして、会えない理由がなにも記されていない。とても嫌な感じだ。
若きサムライのために – 三島 由紀夫
イグアナの娘 – 萩尾望都
これはまたすごい内容のマンガで、少年ジャンプや少年マガジンを読んで勝利や友情、正義は必ず勝つみたいな内容ばかりを読んでいた男が女よりも子供じみていてい中二病が抜けないのも無理はない。
チワワちゃん – 岡崎 京子
短編集。終わりから2つ目で書籍のタイトルにもなっている「チワワちゃん」が秀逸。
「先月あったバラバラ殺人事件の被害者の身元が判明したと今日の新聞にのっていた
千脇良子 20歳 看護学校生
それがあたしの知っている「チワワちゃん」だったとは
最初思わなかった。
大体あたしは「チワワちゃん」の本名すら知らなかったのだ
から始まる。
すべては神様が創られた – 文・奥田 知志、絵・黒田 征太郎
絵担当の息子さんからいただいて。
事務所が新しくなり、本やcdを整理している。
積読がひどいので、読まなそうな本や読んだ本は片っ端から処分して、残っている本も順番に読んでいくつもり。どこまで読めるのか。本も音楽も映画も、残りの人生でどれだけやれるのか。数をこなせばいいわけではないが、更に変わっていきたい。そのために勉強をすること、新しい人と出会うこと、創作をしていくこと。
サブカル・スーパースター鬱伝 – 吉田豪
「サブカル」っていう日陰のジャンルの人間が名前が世間に知られていく中で、どう振る舞ったり、ど対処したりすればいいのかっていう。
40にして惑わずだっけ? そんなこと孔子が言ってたみたいだけど、あいつたぶん早死してるよね。いい加減なことばっかり言ってね(笑)。なんもわかってないよ。むちゃくちゃ惑うっつうの! 本格的に惑い、本格的に憤り、本格的に憎み始めるのが四十代だから。だって男が四十代になったら現代では自殺も増えるし、性犯罪も増えるんだよ。惑いまくってるから。
新しいことやってる間はだいたい前のファンが批判するから、それがエネルギーになるっていうのはあるよね。
鬱にならない人って、自分はいいものを書いてるつもりで、「悪くなったな、あいつ」って言われてるのを知らないまま一生生きてく。そんな人、いっぱいいるでしょ。2〜3年ちょっと鬱状態いnなって仕事も滞った人の方がまだバネがつくと思う。
ほとんどの人も仕事で鬱になってるんじゃなくて、仕事をきっかけに人に対しての不信感や喪失感や疎外感を持つんじゃないのかな。
変わっていかないと絶対気が滅入るって。プロとして技術もついたし、これやり続けてりゃ金になるしっていうことで生きていける人と、次の山を登らないと的な感じになっていく人といるけど、サブカルの人っていうのは体育会系じゃない癖に、そのへんのロマンチシズムはすごく体育会系だから。
夢中になれてないのに仕事でやると、自分の思いがない原稿を書くことによって心に無常感が出てくるんだよ。そんなに好きじゃないんだけど、なんとなく付き合ってる彼女といながら、どっかの星を見つめてるみたいな状態って一番鬱になるじゃん。
そういう意味では技術で書くことはできるわけよ。一本のコラムを。おもしろいだろうなってことを書くことはできるけど、でも思いのないものを書くほうが無礼っていうかさ。関係の深い雑誌だから気持ちの手は抜けない。だからプロにはなれなかったんですよ。プロっていうのは締切をちゃんと守って技術で書き続けることでしょ。自分がどうあれ。
そっちがそれだけ不真面目なんだったら、真面目な原稿なんか書かないぞってなんっちゃったら、もうライターとしては失格じゃない。で、自分がインタビューされる側になったら、不真面目なライターが死ぬほどいることがわかるじゃん。だから人と仕事するのは無理だな。
だって地獄にいて幸せになりたいと思っても無理でしょ。東京っていうのは生き地獄っつうじゃない。その中でいろいろ楽しみを見つける人もいるんだろうけど、それは面倒くさいし。
-田舎に行きたいんですかね?
田舎でも都会でも、どこでもいいんだよ。
-じゃあ精神的に鬱々とした時期を抜けるためのアドバイスみたいなのは、べつにないですか?
ないけど、40歳になってもそれぐらいの感受性は持ってようよって言いたいよね。だってそれは大人の論理で生きていくか、感受性で生きてくかの問題なんだもん。これは中年の思春期なんだから。
-文化系である以上、避けられない気がしますよね。体育会系だと、スポーツでスッキリできそうな気がしちゃうじゃないですか。
体育会系とかボンボンのものの考え方ってすごいおもしろいなと思って。なんかやっぱり理論立ってるでしょ。自分の中で。間違ってても。その単純さがいいよね。結局は勝ち負けの世界の人だもん。そういう感覚の人なんかは。一冊でも本が売れたりとかさ、曲が売れたら、それはそれですごいことなんでしょ? でも、俺らは違うからね。
手塚治虫のマンガの描き方 – 手塚治虫
砂漠のように無味乾燥な、いまの生活のなかに、ちょっぴりオアシスの役目をはたせるなら、これにまさる満足はないのである。
マンガの中には、なにかしら、描いた本人の煩悩というか、モヤモヤの発散がある。それは、何度もいうように、気ままに思うがままに描くからである。そして、その欲求は、たいてい不満を含んでいる。
ようするにマンガを描くにあたっては、欲求やからかいお要素を忘れてはならないということだ。
こういう心のデッサンを、本物のデッサンと並行してやっていると、たいへんな進歩になる。
描くことの生きがいは、生活の確率とか、食うことの保障とかましてや楽をしようなんて欲からはほど遠いものなのだ。
ここにいる という話
長ければ長いほど根気と努力がいる。そして時間もかかる。
そのうちに、中途でファイトもなくし、また構想にも飽きがきて、描きつづけるのをやめてしまうからだ。
東京タラレバ娘 – 東村アキコ 1〜9
面白いわ、これは。
真面目な話とギャグが共存している様、マンガならではの表現、色々勉強になりました。
マンガ作るぞ。10月中にあの50コマのマンガを終わらせる、と心の中で思うが、最近どうもやる気が細って寝てばかり。締切のあるものには取り組めるけど、そうでないものには後回し。とほほ。
モテない女は罪である – 山田 玲司
小学校以来マンガに興味がでると、思っても見なかったけど、かなり『掘りがい』がありそうで、そりゃあそうだよなと、それだけの歴史があるわけだし、少女漫画なんかまったくもって興味がなかったけど、その要素を自分に入れたら面白いものになるかもしれないし。新しく継続して掘っていきたいものが見つかったのは嬉しいこと。これをまた自分の糧にして。その最初で動画からハマったのが山田玲司。話を聞いていると評論家に近いような気もしてくるが、とてもおもしろい人で勉強になっている。自分でも言っているが絵が上手ではない。しかし上手いことが必ずしも大事でないことを改めて思うし、クロッキー会は楽しいのだが、あそこに通って腕を上げていくより、今は自分の絵を探求、研究していくほうが良いように思う、それが楽しい。どうやらこれまでの訓練でそれなりに描けるようになってきているから、どうすると面白い絵になるのかをやるほうが良いのだろう。
こお絵なんかを見ると特別上手ではないけど、絵を気にしているのは自分だから、内容が一番。しかしキャラ面白さで気持ちが惹かれることはあるので、やはりnot skill, but skill問題があるのだが、根底には上手であることに意味はないを持っておいたほうが良い。
死の壁 – 養老孟司
そんなもの、殺したら二度と作れねえよ
キラークエスチョン~会話は「何を聞くか」で決まる~ – 山田玲司
山田玲司にはまってしまい、今も動画をみながらふんふんと唸っている日々。