絶望名人カフカの人生論 – フランツ・カフカ、頭木弘樹

カフカの名があり、パラッとめくってみるとカフカの言っていたことが見られたので買ってみると、カフカの言葉の横に本書の著者のコメントが入っているという形態のものであった。

どうやらカフカはかなり繊細だったよう。今でいうHSPと呼ばれる類なのかもしれない。僕も自分がそうであるように思うが、最近は自分はHPSだとかADHDだとかいう人が目立つようになってきて、誰でもそういう側面があるから、そういう風に考えるのが面倒になってやめた。

バルザックの散歩用ステッキの握りには、
「私はあらゆる困難を打ち砕く」と刻まれていたという。
ぼくの杖には、「あらゆる困難がぼくを打ち砕く」とある。
共通しているのは、「あらゆる」というところだけだ。

ぼくはひとりで部屋にいなければならない。
床の上に寝ていればベッドから落ちることがないように。
ひとりでいれば何事も起こらない。

ぼくは、ぼくの知っている最も痩せた男です。
体力はないし、夜寝る前にいつもの軽い体操をすると、たいてい軽く心臓が痛み、腹の筋肉がぴくぴくします。

誰でも、ありのままの相手を愛することはできる。
しかし、ありのままの相手と一緒に生活することはできない。

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